【報ステ全文】サッカー・長谷部誠のリーダー力・目指す指導者像は…内田篤人が聞く【報道ステーション】(2024年5月24日)

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【報ステ全文】サッカー・長谷部誠のリーダー力・目指す指導者像は…内田篤人が聞く【報道ステーション】(2024年5月24日)

うんえ22年のプロとしての選手生活本当 にお疲れ様でした疲れ様ですあますハさん あのスパイクを脱いた時どんな気持ちでし たいや あのやはり未だにこう実感がないというか うんはいまただあのこうして皆さんに 素晴らしい形で出迎えてもらうんであの そういうものであのすごし少しずつ実感を 得ているところですね選手としてやっぱ やりきったなていうところありますそう ですねまもちろんあの期間としても長い間 プレイさせていただきましたしあのま自分 のキャリアまこれ以上のものはないと思っ てるのでまやり切ったという気持ち強い ですねなんかその引退を決められた時内田 さんにはないないお話があったとかはい そうですねこっそりこっそりではないです けどお話伺いまして本来でもハさんって こんなしっかりしてないんですよ皆 さんもうちょっとイメージ崩して 見見させてもらったんですけどなんか もっと真面目にコツコツ進んでいく会見な のかなと思ったらなんかちょっと笑いもめ てみたりなんかそんなこともドイツで学ん できたんですかみたいないやでもあのいつ もメールとかでねやってても僕はなんか ボケるんですよでも本当つまらんいつも 言うんです伝わんないんですよ僕え そもそも2人のなんか関係性ま一応先輩 後輩はいそうですね静東のでもう大先輩 ですねそうですよねまあ一応でもそれは 全然感じないけどねそういうことしてます 引退の時の連絡どういう風に来てどう返し たとかてあのグループで作ってるのがあり ましてまそこにもうえ今シーズンでやめ るっていう形ですよそうですねま川島エジ とか吉田とかも入っててまそういうところ にあの送ってでもいついつもレスポンスは 1番早いんですよあそうなんです気をつけ てます はいそそん中で結構面白いことを言っ たりそだからけそこはね行けって難しい ところであるましはいま改めてあの16年 このドイツのリーグでプレイをしたという のはまもちろんアジア人としては最長だと 思うんですけれどもはいその16年もその ドイツのリーグでプレイできたっていうの はしかも一目も2目置かれる存在だった わけですよねそれってご自身に伺のも変 ですけれどもどうしてそれだけプレイでき たと思いかいやまもちろんあの周りの人 自分だけの力じゃなくて周りの人たちのえ まあの力もあると思うんですけどうんまで も僕はうち田も知ってると思で結構抜け目 ないんですよ抜け目ないはいあの結構 いろんな周りを見てうんあの自分がどうし たら生き残れるかとかまそういうことを すごく考えるタイプなのでうんええまあの はいあの変な言葉で言ったら夜当たり上手 ああどうまあ確かにもうそれだけ長い間 プレイしてたら同じポジションで補強って いうのは絶対されるんですどんなにプレイ が良くても怪我した場合もあるし日本代表 で離れる時もあるしその中でやっぱり 生き残ってくっていうのはハさんらしいと いうかハさんの良さチームが勝てない時に どうやったらチームが勝てるようになるか ハさんがいない時に本当にハさんの存在が こうやっぱりチームに影響してくるって いうのが僕の中では一番大きかったかなと 思いますねらしいこと言いましたいやそう ですすごく今なんか場が引き締まった感ね キありがとうございます内田さんも やっぱり同日でプレイされてそのハ先輩に なかやっぱり聞きたいこととか改めて っってありますそうですねあの長部さんっ てずっとドイツじゃないですかうんうん どっかの他の国に行きたいなとかこう変化 を求めないのかなっていううん変化をその 恐れてるのか今まで自分がやってきた道を 信じてるのか変化にはパワーがいるから 移籍もするのパワーいるしそういうの考え てるんですかいやあの20代の頃はあの はいまイングランドのプレミアリーグに 移籍したくてでま色々こうあのオファー いたいた時は移籍できなかったりだとか逆 に自分が行きたい時にうんオファーが来 なかったりっていうそういうのはやっぱり あったんでまだから自分の中ではこう環境 を変えたいってのはあのそういう時もあっ たんですけどまでもやっぱり30超えて くるとあのもう契約も1年1年になってき たりして まそれがあのいつの間にか40歳10年 進んでしまったみたいなそれはその日本に じゃ戻ってプレイしようとかっていうのも 一緒な感じですか日本では戻るはあんま 考えてなかったですかうんいやあの考え ないことはなかったんですけどまでもあの やはりドイツでそして今あのチームをいた そのアイントラフトフランクフルトでま いいキャリアを積んでいたのでうまそう いうタイミングが最終的にはなかったって いうのがはい答えですねなるほど今み若い 選手海外目指してるんですけどこれだけ プレイして在籍してきたハさんが思うこれ は必要だよっていう若い選手何があります か根性でしょ僕は根性だと思っます魂とか そういう部分だと思っはいまあのそれは 間違いなくあると思いますねそういう 粘り強さであったりまうまくいくことだけ じゃなくてやっぱり苦しい時期あのまうら も僕もそうですけどそういう時期が長く あったしまただそこでもやっぱり踏ん張っ てはい食いしってやるところてのは必要に なってくると思うしうんまもちろんあの 内田みたいにあの言葉全然勉強しなくても うまくできるあの選手もいるんだけどまあ でもあの人それぞれだと思いますけど やっぱりそういうあのそのプロ選手として の才能とかそういうものだけじゃなくて そういう気持ちの部分だったりとかピッチ 以外のところていうのも必要になってくる と思いますよねまさに総合力はいですかね あのやっぱりそのハさんといえば キャプテンをねちょっとあの聞いていき たいんですけれどもこれ日本代表で最多の 81試合うんで8年間キャプテンを続け られたまこれは輝輝しいキャリアだと思う んですけどもキャプテンシーってどうです かご自身で正直そういう素質を持って いらしたのかそれともまあるし地位が人を 作っていったのかどっちですかいやあの 校舎だと思いますねあの元々僕はあのそう いうキャプテンというタイプではなかった ですしあの2010年のワールドカップの 直前に岡田監督全監督からあの指名まその 時はゲームキャプテンだったんですけど うんあのそこからやっぱり自分がその キャプテンという立場になりその理想の キャプテン像というかまそういうものに こう自分から寄せていったというか自分 から寄せていったそうですねだからあの 立場が人を作るじゃないですけどその立場 になって初めてこうそういう方向に向かっ ていった気がしますね個性派揃いでしたよ ねそうですね今思い浮かべても本田さんと かでいいですか中友さん僕もですかはい 内田さんもそうですねなかなかあのキャラ の濃い人たちがいっぱいいましたけども やっぱり最終的にはま長部が言うなら しょうがねえかっていう形に持ってくん ですよねていうのは何かこう群れなかった んですよハさんて誰にもこうグループに 属すじゃないですけどもなんかこう一匹狼 なわけでもないけど誰とも選手みんな平等 で監督うんとも平等に接してなんかそう いったところがまこの選手自分たちから するとやっぱりキャプテンとして1番向い てたのかなと思うんですけどそういうのは 意識してたんですかそうですねま元々ね あの僕1人で温泉とかあの行っちゃう タイプだったんで結構ま孤独というかあの 1人で物事考えることはよくしててま代表 合宿でも言うようにあの結構自分の部屋に 閉じこもってることも結構あったんです けどまでもそう言ってもまうちなんかもね こんなことうんけどすごいこう僕のこと 助けてくれて結構中立で例えばま他の選手 がこうやって言っててもいや俺はそう思 ないみたいな感じで結構こううまく バランス取るタイプだったんでまこういう 選手もいていろんな選手がいて自分も助け られてあの長い間ねキャプテンをやらせて いただいたっていうのはありますねなんか すごくいい空気が今ここに先ほどあの気持 ちっていう話内田さんは根性っていう言葉 ありましたけどそのマインドで言うと何を 1番大いされてきたんですか えうんまあのとにかくサッカーに対して うん嘘をつかないじゃないですけどあの 周りにこう嘘をつくことはできますけど やっぱりサッカーに対して自分の向き合い 方っていうのはやっぱり自分には嘘がつけ ないあのなんでそういう部分ではあの自分 に厳しくはいま厳しいのかわからないです けどサッカー選手として当たり前のことを 当たり前にえ積み重ねてやってこれたて いうのはそういうジフはありますねはい ここまで来てたらいい感じですけども ちょっと崩しますよそし たら あの川島英二さんとですね長部さんとの 面白いエピソードないかなってさっき電話 で話してたんですよで僕もLine6年分 見返したんですけども面白いエピソード1 つもなくてエさんから折り返しできた1つ だけハさんとさんがお寿司屋さん行って ましたカウンターでハさんが転んだらしい んですねはいお一瞬いなくなったあれねて いう話です出しましたそれまこういう カウンターで食べててであのいつこうやっ てずらしたそしたらそのままこの台のとこ からこうやってスローモーションで落ち てったっていう多分そのこと話それだけ ですそれそで縛りなしましたねそうそう それが1番の面白い良かったそうだった わけですねこからは以ね37歳長友選手も ありましたねいかがですかはい相変わらず ギラギラしてますねはいあの37歳になっ ても僕は長友のことはギラ友って呼んで はいそんな長ギララしてるギラとしてます ねはいギラですいい意味でねギラギラして てであのハさん2018年のワールド カップを持って代表引退されてまちょっと こう引いた距離でね今の日本代表っていう のをずっと見てこられたと思うんですよ これベスト8の壁っての相かららず なかなか突破できないというここをどう 超えて いくべきだと思いますかうんえーま非常に 難しいテーマというか深いテーマだと思い ますけど あのまこれまでの日本サッカーというのは 間違いなく成長してきてると思うんです けどこれまでのえま10年間20年間30 年間よりもこっからベストAとベスト4の 壁を破っていく方がやっぱり難しいと思う んですねはいであのま選手ももちろん成長 してきてると思いますけどあのまそこだけ じゃなくてあのまもちろん主導者もそうだ しあのまもちろん皆さん含めたメディアの 皆さんサッカーファンの皆さん全ての人 たちが成長しなければいけないと思ってい てうんま僕自身もねあのこれから指導者の 道に進もうとは思っているのでうんまそう いうところで何かえ日本サッカーに還元 できることがあればいいなと思ってます けどねこの際だから内田さんのご意も ちょっとえいややっぱ長部さんはこのこれ だけ活躍されたヨーロッパででそのまま 残ってヨーロッパで指導するっていうのが 今までちょっとちょっとこうねレベルが グっと上がると思うんですけども日本に とってやっぱり大事だなってうんそういう ご自身にとっての意識ってのはあるんです かうまやはりあの僕は最終的にその アイントラフトフランクルというクラブで 10年間プレイしてやっぱりそこでのこう うん積み重ねてきた信頼があり今回そうし てやっぱりクラブに残って指導者の道を 進ませてもらえるっていうのがあると思う んでまそういうものはその僕はドイツの中 ではあの外国人になるんでまそういう ポジションを与えていただけるというのも なかなかないことだと思ううん分はずは 一歩一歩あのそういう監督指導者としての 経験を積んでまそこで積んだ先に何か日本 サッカー会に還元できることがあればいい なと思ってますしまただ最初から日本 サッカーのために何かを向こうでやろうっ ていうそういうことでもうんうんないです ねはいその積み重ねの先にそれがあれば そういうことだしだけど今は一歩一歩 いろんなカテゴリーでまずドイツにおいて 指導者のん道を歩み始めるということそう ですねはいうんそれはどうですかご自身に とってはワクワクするこれからの楽しみ ですかいやそうですねあのま公話してます けど本当に大変なことだと思うんですよ やはりあの自分の違う国でそして言語もね 母国語も違うしま僕自身もまだまだドイツ 語勉強しなきゃいけないと思ってるしま そういう中でそういう他国石なグローバル なチーム選手たちとえ指導というまた違う 中でやっていくっていうのはすごく大き うんチャレンジだと思うんですねうんまだ からなかなか簡単なことではないと思い ますけどまそこにチャレンジできるそして するというそういう楽しみはありますね うん田さん妙に聞い取られましたけどいや 最短でどのくらいで取れるんですかうんま 最短では取ろうと思ってないんだけどうん までも あの今言われてるのはまずはAを取るのに まずは2年間のえあ指導実績が必要だし そうやって考えていくと最短でもう1番 最短でおそらく1番上のえ指導者 ライセンスを取るのに5年6年は絶対 かかると思います最後に長部さんご家族へ の思いはどうですかはいあのま本当に支え ていただき家族には感謝しかないんです けどうんあのこれからあの少しねゆっくり できるんでうん家族にしっかりと自分の 時間をはい使っていきたいなと思いますお 子さんたちのとも会う時間は増えそうです ねそうですねはい子供たちとも増えますし ま内田君とも家族グルでゆっくりどっか 行きましょう楽しみにしてますはい今日は ハ誠さんにお話をきましたありがとう ございましたありがとうございまし ごテレビ朝日夜のニュース番組をスマホで もTバーで生配信しています

今シーズン限りで現役を引退するサッカー元日本代表の長谷部誠さんが生出演。日本代表のキャプテンとしての出場数は歴代1位。代表でチームメイトだった内田篤人さんとともに、お話を聞きます。

◆いまの心境

長谷部誠さん：いまだに実感がないというか。ただ、こうして皆さんに、すばらしい形で出迎えてもらえるので、少しずつ実感を得ているところです。期間としても長い間プレーさせていただきましたし、自分のキャリアは、これ以上のものはないと思っているのでやりきったという気持ち強いですね。

Q．引退を決められたとき内田さんにはお話があったそうですね。

内田篤人さん：そうですね。こっそり、こっそりじゃないですね。お話うかがいまして。本来、長谷部さんって、こんなにしっかりしてないんですよね。会見を見させてもらったんですけど、もっとまじめにコツコツ進んでいく会見なのかと思ったら、何かちょっと笑いも交えてみたり。
長谷部誠さん：いつもメールとかやってても、僕は何かボケるんですよ。でも、「本当、つまらない」といつも言うんです。

Q．引退のときのメールはどう返したのか
内田篤人さん：グループで作ってるのがあり、そこに『今シーズンで止める』っていう形です。
長谷部誠さん：川島永嗣、吉田麻也とかも入っていて。そういう所に送って。いつも（内田は）レスポンスが早いんです。
内田篤人さん：そこは、一番、気をつけています。

◆長くプレーできた要因

Q．16年、ドイツのリーグでプレーしたというのは、アジア人としては最長だと思いますけれども、16年も同じリーグでプレーできたのは、なぜでしょうか。

長谷部誠さん：もちろん周りの人、自分だけの力じゃなくて、周りの人たちの力もあると思うんですけど、でも僕は、結構、抜け目ないんです。周りを見て、自分がどうしたら生き残れるかとか、そういうことをすごく考えるタイプなので、変な言葉で言ったら世渡り上手。
内田篤人さん：確かに、それだけ長い間プレーしていたら、同じポジションで補強っていうのは絶対されるんです。どんなにプレーがよくても、けがした場合もあるし、日本代表で離れるときもあるし。その中で生き残っていくっていうのは、長谷部さんらしいというか、チームが勝てないときにどうやったら勝てるようになるか。長谷部さんがいないときに、長谷部さんの存在がチームに影響してくるっていうのが、僕の中では一番大きかったかなと思いますね。

内田篤人さん：ずっとドイツじゃないですか。ほかの国に行きたいなとか、変化を求めないのかなっていう。恐れているのか、今まで自分がやって来た道を信じているのか。変化にはパワーがいるから、移籍するのもパワーはいるし。そういうのを考えているんですか。
長谷部誠さん：20代のころは、イングランドプレミアリーグに移籍したくて、いろいろオファーをいただいたときは移籍できなかったり、逆に自分が行きたいときにオファーが来なかったりとか、そういうのはあったので、自分の中では環境を変えたいというときもあったけど、30超えてくると、契約も1年になってきたり。それからいつの間にか、10年。40歳に。10年進んでしまったみたいな。

内田篤人さん：日本に戻ってプレーしようといのも考えてなかったですか。
長谷部誠さん：考えないことはなかったけど、でも、やはりドイツで、フランクフルトでいいキャリアを積んでいたので、そういうタイミングが最終的にはなかったという答えです。

内田篤人さん：いま、若い選手が海外を目指しているのですけど、これだけプレーして、在籍してきた長谷部さんが思う、これは必要だという思うことは何がありますか。僕は根性、魂とかそういう部分。
長谷部誠さん：それは間違いなくあると思いますね。そういう粘り強さだったり。うまくいくことだけではなく、やっぱり苦しい時期も、内田も僕もそうですけど、長くあったし。そこで踏ん張って、歯を食いしばってやるところは必要になってくると思うし、もちろん内田みたいに言葉が全然勉強しなくてもうまくできる選手なんだけど。人それぞれだと思いますけど、やっぱりプロ選手としての才能とかそういうものだけじゃなくて、そういう気持ちの部分だったりとか、ビッチ以外のところっていうのも必要になってくると思います。

◆日本代表で約8年間、キャプテンを務めたことについて

Q．8年間、キャプテンを続けてきた輝かしいキャリアだと思いますが、そういう素質を持っていたのか。それとも地位が人を作っていたのかどっちですか。

長谷部誠さん：後者だと思いますね。もともと僕は、キャプテンというタイプではなかったですし、2010年のワールドカップの直前に岡田監督にから。僕は、そのとき、ゲームキャプテンだったんですけど、そこから自分がキャプテンという立場になり、その理想のキャプテン像に自分から寄せていった。立場が人を作るじゃないですけど、その立場になって、初めてそういう方向に向かっていった気がします。
内田篤人さん：なかなかキャラの濃い人たちがいっぱいいましたけど、最終的には、「長谷部が言うならしょうがないか」という形に持っていくんです。長谷部さんって、群れなかったんですよ。グループに属すじゃないですけど、1匹狼でもない。選手みんな平等で、監督とも平等に接して、そういったところが自分たちからするとキャプテンとして一番向いてたのかなと。そういうのは意識していたのですか。
長谷部誠さん：もともと僕一人で温泉とか行くので、結構、孤独というか、一人で物事を考えることはよくしていて、代表合宿でも結構、自分の部屋に閉じこもっていることもあったんですけど。内田は、こんなこと言ってますけど、すごく僕のこと助けてくれて、結構、中立で。例えば、ほかの選手が何か言っていても、『俺はそう思わない』みたいな感じで、うまくバランスがとれた。こういう選手もいて、いろんな選手がいて、自分も助けられて、長い間、キャプテンをやらせていただいというのはありますね。

Q．マインドでいうと、何を、一番、大事にしてきましたか。

長谷部誠さん：とにかくサッカーに対してうそをつかないじゃないですけど、周りにウソをつくことができますけど、やっぱりサッカーに対して自分の向き合いかた。やっぱり自分には嘘をつけないので、そういう部分では、自分に厳しいのかわからないですけど、サッカー選手として当たり前のことを当たり前に積み重ねてやって来れたという自負はあります。

内田篤人さん：ここまで来て、いい感じですけど、ちょっと崩しますよ。川島永嗣さんと長谷部さんの面白いエピソードないかなって、さっき電話で話したんです。僕もライン6年分を見返したんですけど、1つもなくて。永嗣さんから、折り返しできた1つだけ。おすし屋さんに一緒に行って、カウンターから、長谷部さんが一瞬でいなくなったという話。
長谷部誠さん：あーあれね。カウンターで食べていて、椅子をずらしたら、そのままスローモーションで落ちていったということだと思う。
内田篤人さん：それだけ。それが一番の面白いエピソードでした。

◆外から見た日本代表は

24日、日本代表W杯アジア2次予選のメンバーが発表されました。会見では、森保監督から長谷部さんへのメッセージもありました。
森保一監督：「ロシアのワールドカップで一緒に活動させてもらいながら、サッカー選手として世界の中でお手本になる。日本人に夢を与えてくれたそういう存在だと思っています指導者として日本のサッカーの発展に貢献していただきたいなと思っております」

長谷部誠さん：森保さんといろいろコミュニケーションも取らせていただいて、僕も学ぶことがこれから非常に多いので、引き続き、いろいろ教えていただきたいなと思います。

Q．37歳の長友選手もいましたね。

長谷部誠さん：相変わらずギラギラしてますね。僕は長友のことを“ギラ友”と呼んでいます。

Q．ベスト8の壁は、なかなか突破できませんが、ここをどう越えていきますか。

長谷部誠さん：非常難しいテーマというか、深いテーマだと思いますけど、これまでの日本サッカーは、違いなく成長してきてると思うんですけど、これまでの10年から20年から30年よりも、ここからベスト8、ベスト4の壁を破っていく方が、やっぱり難しいと思うんですね。選手ももちろん成長してきてると思いますけど、そこだけでなく指導者もそうだし、メディアの皆さん、サッカーファンの皆さん、すべての人たちが成長しなければいけないとは思っていて。僕自身もこれから指導者の道に進もうとは思っているので、そういうところで、何か日本サッカーに還元できることがあればいいなと思っています。

◆目指す指導者は

内田篤人さん：そのまま残って、ヨーロッパで指導するというのが、レベルがぐっと上がると思うんですけど、日本にとって大事だなっていう、そういうご自身にとっての意識はありますか。
長谷部誠さん：最終的にフランクフルトというクラブで10年間プレーして、ここでの積み重ねてきた信頼があり、今回、クラブに残って指導者の道を進ませてもらえるというのがあると思うので、そういうものは、僕はドイツの中では外国人になるので、そういうポジションを与えていただけるというのもなかなかないことだと思うので、自分はそこでまずは一歩一歩、指導者としての経験を積んで、積んだ先に、何か日本サッカー界に還元できることがあればいいなと思ってます。ただ、最初から日本サッカーのために何かこうやろうっていうそういうことでもないんですね。

Q．ワクワクしますか。これからも楽しみですか。

長谷部誠さん：こうした話しますけど、本当に大変なことだと思うんですけど、やはり自分の違う国で、言語も母国語も違うし、僕自身もまだまだドイツ語勉強しなきゃいけないと思ってるし。そういう多国籍なグローバルなチーム選手たちと指導という違うなかでやっていくというのは、すごく大きなチャレンジです。なかなか簡単なことではないと思いますけど、そこにチャレンジできる。そしてするという楽しみがありますね。

内田篤人さん：最短でどのくらいで取れるんですか。
長谷部誠さん：最短で取ろうと思ってないんだけど、いま言われているのは、まずAを取るのに2年間の指導実績が必要だし、そうやって考えていくと最短でも恐らく一番上の指導者ライセンスを取るのに5年、6年はかかると思います。

◆家族について

長谷部誠さん：支えていただき家族には感謝しかないのですが、これから少しゆっくりできるので、家族にしっかりと自分の時間を使っていきたいなと思います。内田君とも家族ぐるみで、ゆっくりどこか行きましょう。

長谷部誠さんにお話を聞きました。ありがとうございました。
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