渋野日向子、復活の一打！決勝ラウンドで奇跡の逆転を狙う

1

渋野日向子、復活の一打！決勝ラウンドで奇跡の逆転を狙う

渋野日向子、復活の一打！決勝ラウンドで奇跡の逆転を狙う
———————————————–
序盤の停滞と焦り
渋野日向子がアメリカで挑戦している「クローガー・クイーンシティ選手権」では、シーズン序盤からの試練が続いていた。彼女の代名詞とも言える攻撃的なプレースタイルが影を潜め、パッティングの不調が彼女を苦しめていた。特にシーズン前半では、「入らないパット」との戦いが続き、スコアに伸び悩む姿が目立っていた。しかし、2日目に渋野は4バーディ、1ボギーの「69」というスコアを記録し、通算2アンダーで予選通過圏内に食い込んだ。彼女の復活を待ち望んでいたファンにとって、このスコアはまさに待望のものだった。

「もっとスコアを伸ばせたはずだ」と彼女が語るように、後半にかけてのバーディの連続は、彼女自身のゴルフへの自信を取り戻す兆しでもあった。予選通過ラインぎりぎりからの巻き返しは、まさに渋野らしいドラマティックな展開だった。

パッティングの課題と粘り強さ
今回の試合でも、渋野はパッティングに苦しむ場面が多かった。序盤では特に、チャンスを生かせずにスコアを伸ばせなかったことが彼女の焦りを募らせた。例えば、4番ホールではウェッジで完璧なショットを打ち、バーディチャンスに持ち込んだが、惜しくもカップの右を外れてしまった。続くホールでも、数メートルのパットが決まらず、彼女のフラストレーションは高まるばかりだった。

しかし、彼女の強みはその「粘り強さ」にある。渋野は「前半はイーブンパーで、思うようにスコアを伸ばせなかったが、後半はしっかりと集中してバーディを重ねた」と振り返る。特に11番ホールでは203ヤードからの2オンに成功し、バーディを奪う。この一打で流れをつかみ、後半の16番ホールでは10メートルのロングパットを沈め、通算スコアを1アンダーまで引き上げた。

Video: https://youtu.be/cKZWxLWfONA